ガスコンロと同じく毎日使用するレンジフードは見えないところで汚れが溜まりがち。特に、調理油で汚れたレンジフードのファンのお手入れは重労働ですよね。
そんなレンジフードのお手入れの悩みを解決するのが、リンナイとノーリツの最新型レンジフードです。昨年にはリンナイTAGシリーズが発売され、ノーリツでは今年の8月にeasia(イージア)が発売します。
どちらも10年間ファンのお掃除不要のレンジフードですが、お手入れする部品数や頻度、仕組みにも違いがあります。
今回は両機種の違いや魅力をご紹介します。比較してどちらのレンジフードがご家庭にあっているのか検討してみましょう。

リンナイのTAGシリーズは、昨今の共働き家庭の増加や高齢化社会など、今の時勢に合わせた3つの自動機能を搭載したレンジフードです。
給湯トレイからお湯を噴射してファンを洗浄する「自動洗浄機能」。
調理状況に応じて風量を自動調節して消費電力を削減する「風量おまかせ運転」。
二酸化炭素濃度が濃くなると自動で換気する「自動換気機能」。
お手入れ性だけでなく、日々の暮らしにも寄りそった幅広い機能性が特徴です。

TAGシリーズに備え付けられた給湯トレイにお湯を入れ、洗浄ボタンを押すと独自形状のノズルがお湯を噴射。同時にファンを回転させることで、レンジフード内部とファンを掃除してくれます。
また、メーカーでは10年間ファンのお掃除不要※と謳っていますが、どうしてもファンの汚れが気になる場合はファンを取りはずしてお掃除をすることも可能です。

※「お掃除不要」とは、レンジフード内部が汚れないという意味ではありません。ファンを取りはずしての手洗いが不要という意味です。自動洗浄を10年間使用し続けた場合のファンやケーシングの汚れ具合が、換気性能に影響を与えない程度であるため製品設計上の標準使用期間中はお掃除をする必要がないとしています。

ノーリツのeasia（イージア）は、アンケート※で募集した意見を参考に、レンジフードのお手入れ性と静音性に特化したレンジフードです。
レンジフード内部のファンに汚れが付着するのを防ぐ3層構造に、弱運転わずか26dBの静音設計、アプリを利用した屋外からのレンジフードの遠隔操作・状態確認など、レンジフードの造りからこだわっているのがが特徴です。

※「レンジフードに関する調査」より（2021年5月ノーリツ調べ 調査対象：30代～60代男女計500人。

easia(イージア)はファンのお手入れを10年間不要にする※3層構造のサイレント・クリーンフィルターを搭載しています。
オイルトレーがフィルターに付着した油を溜め、オイルフィルターが内部に入る油をカット、最後にダストフィルターがレンジフード内部に入るほこりをカット。従来品に比べ、油やほこりを約93％ブロックすることができます。
また、easia(イージア)も内部ファンは取り外しが可能なため、個別のお手入れが可能です。

※「ファンのお手入れが10年間不要」は、レンジフード内部が汚れないということではありません。 弊社普及製品（NFG＊B03シリーズ）の1年間相当の油が付着する期間が、S24シリーズでは約10年になるため、製品設計上の標準使用期間中はファンのお手入れが不要としています。 また、普及製品については1年に1回ファンのお手入れをすることを前提としています。