「照明」によるお部屋のイメージづくり
生活に必要不可欠な明り。普段何気なく使っている照明ですが実は照明にも様々な色や演出効果があるのはご存知ですか?
部屋全体を明るく照らすのではなく、部分的に照らすことでそこの空間が引き締まったり、広くみえるようになったりと、光がつくる 空間効果はお部屋を効果的に見せる手段の一つです。
今回は、そんなお部屋全体の印象を変えることができる、照明が持つ光の効果をご紹介いたします。
空間に合わせた照明選び
【書斎・オフィス】には昼光色
書斎やオフィスなど集中して作業をするお部屋には昼光色がおすすめです。
昼光色は自然の光に比べ青白い色の光で、お部屋をすっきり見せる効果があります。
クールでさわやかなイメージのある青白い光は集中力を高める効果があり、 オフィスや病院などの公共施設の他に、モダンでシンプルなお部屋にもおすすめです。
ただ昼光色は人によって光が強く感じられ、目が疲れやすくなることもあります。
定期的に落ち着くために光量や色味を調整できる照明や、卓上ランプなどの 間接照明で過ごせるような空間づくりを意識しましょう。
【洗面所・衣装部屋・子ども部屋】には昼白色
洗面所や衣装部屋には昼白色がおすすめです。
昼白色は太陽に近い自然な白い光です。そのため洋服を選ぶ時、 お化粧時などは外の色味と同じように見える昼白色の照明を選ぶと良いでしょう。
他にも人が大勢集まるリビングやキッチンなど活気がある場所にも 昼白色はおすすめです。
昼光色が明るすぎると感じる方は、昼白色の照明にすると良いでしょう。
【寝室・和室・ダイニング】には電球色
寝室や和室などゆっくり落ち着きたいお部屋には電球色がおすすめです。
電球色はオレンジ色に見える暖かい色味が特徴的な照明です。
ほのかなオレンジ色の光はロウソクなどの炎を連想しやすく、 リラックス効果があるほか、ダイニングを電球色にすると 料理が美味しそうに見えるという効果もあります。
お部屋全体が暗くなりがちな電球色は間接照明と上手く組み合わせることで ワンランク上のおしゃれな演出をすることが出来ます。
外国文化から学ぶ間接照明の使い方
日本にはあまり馴染みがない間接照明ですが海外では一般的に 間接照明をインテリアとして取り入れてるようです。 その大きな理由として、欧米人の方は瞳の色素が薄いため白色系の光は 日本人よりも眩しく感じやすく、薄暗く感じる程度の明るさを好むそうです。
自分好みの明るさに調整できる間接照明は、使い方によって お部屋の雰囲気を変えることが出来ます。
ペンライトやスポットライトを使って壁面やお部屋の一部を照らすと 光と影のコントラストによってお部屋の印象が引き締まって見えます。
他にも複数のフロアランプをベット下や棚の上など高低差をつけて設置すれば お部屋全体がぼんやりとした光に包まれて落ち着いた居心地の空間になります。
間接照明の使い方に迷った時は海外のイネテリアコーディネートを参考にしてみましょう。
炎を使った照明がもたらす癒し効果
キャンプの焚火を見てリラックスした経験はありませんか? ろうそくなどの炎の波長は「1/fの揺らぎ」と言われ、他にも波の音、小鳥の鳴き声 鼓動音、木の葉のさざめきなどがこれにあたります。
規則的でも不規則でもない「1/fの揺らぎ」には人の心を癒す効果があるとされ、 炎の明りにリラックス効果を求める人は少なくありません。
アロマキャンドルや、オイルランプなどはそのまま間接照明として使えますし、 バスルーム用に浮かべて使用できるタイプもあります。 和室には香油を使った昔ながらの行燈もおすすめです。
自然な炎の照明は電気式の照明にはない魅力があります。 取扱いには十分気をつけて楽しんでくださいね。
最後に
いかがでしたでしょうか?
照明はどんなお部屋でもなくてはならない存在ですが、こうして 様々な色や形の照明があるように、その使い方も無限大です。
照明の色を変えたり、間接照明をプラスするだけでちょっとした 模様替え気分を味わえます。
自分のお気に入りの照明を見つけるもよし、 ライフスタイルや理想の空間に合う照明を探すのもよし、 DIYで自作するのもよし、 照明選びからはじまる部屋作りを楽しんでみてください。
エコカナではリフォームも承っています。照明を効果的に取り入れたお部屋にしたいとお考えの方はお気軽にご相談ください。