スープカレーは別名を薬膳カリィとも言い、カレーに使われるスパイスは昔から漢方薬として利用されてきました。 そのため滋養強壮効果がとっても豊富。
カレーに使われるスパイスはターメリック、クミン、コリアンダー、クローブ、バジル、フェンネル、カルダモン、サフランなどなど…。スパイスは身体の調子を整え、美容や健康にも効果があるとされています。
スープカレーは小麦粉でとろみをつける通常のカレーとは違い、カレースパイスのみで味を付けているため、 香辛料の香りを強く感じることが出来ますよ。

ナス

ナスは淡泊な味でクセがなく、油との相性がとても良い野菜です。てんぷらや揚げびたしなど油を使ったナス料理が多くあります。
ナスの栄養が豊富で特に皮には「ナスニン」という、抗酸化作用や眼精疲労に効果があるポリフェノールが含まれています。
スープカレーの具で素揚げをする時は、あらかじめ格子状に隠し包丁を入れておくと味が染み込みやすくなり、見た目も綺麗に出来上がります。切り終わったナスは水につけておかないと変色してしまうので気を付けてくださいね。

ズッキーニ

今ではスーパーで見かけることも多くなったズッキーニですが、実はかぼちゃの仲間なのをご存知でしたか？
ズッキーニにはカリウムにβカロテン、ビタミンC、血を作るビタミンといわれている葉酸がバランスよく含まれています。
ズッキーニはナスと同じく油との相性がよく、火を通すと甘みが増します。素揚げをすると彩りが良くなりますよ。
またズッキーニは皮も食べることが出来るので、 調理をする時は皮つきのままがおすすめです。

ピーマン

苦手なお子様も多いピーマンですが、実はとっても栄養があるんです！
ピーマンには血圧の上昇を抑える効果があるといわれるカリウムと、 風邪予防や美容効果が期待できるビタミンCが多く含まれています。ピーマンには夏の暑さで免疫力が落ちやすい時期にぴったりの栄養がたくさんあるので是非食べてくださいね。
また、ピーマンは加熱すれば苦味が軽減されて甘味が増すので、 しっかり火を通してあげると苦手なお子様も食べられるかもしれないですね。

パプリカ

どうしてもピーマンは苦くてダメ！という方に、パプリカはどうでしょうか？
パプリカは甘味が強く、果肉が厚くジューシーな食感が特徴的。緑ピーマンよりも苦味や青臭さがないので生のままでもおいしく食べられます。
赤色のものは抗酸化作用があるカプサンチンが含まれており、 黄色・オレンジは体内でビタミンAになるβカロテンが緑ピーマンの倍以上含まれています。
油で素揚げすると色味が増して彩り良く仕上がります。スープカレーの具におすすめなお野菜ですよ。

トマト

トマトは夏を代表する野菜の一つですね。
栄養も豊富でどんな料理にも合うトマトは旬の時期に食べないともったいない！是非料理に使ってください。
カリウム、βカロテンはもちろんのこと、免疫力アップ・発がん抑制効果・高い抗酸化力のあるリコピン、 血流を改善し代謝を良くするルチンが豊富に含まれています。
トマトは油で揚げると爆発してしまう恐れがあるので、スープカレーに入れるときはグリルなどで軽く焼くといいでしょう。

カレーはお子様はもちろん、大人になっても大好きな味。 食欲がなくなりがちな暑い夏の時期でも、カレーの匂いをかげば自然と食欲が湧いてきます。
カレーは一度の食事でお肉のタンパク質やお野菜の栄養をまとめて摂取できるので夏バテ予防にはとっても効果的な料理なんです。スープカレーはアレンジレシピもたくさんあるので、自分好みの味付けで楽しんでみてくださいね。
この夏はスープカレーでスパイスの強壮効果と夏野菜の栄養をおいしく取り入れて元気に過ごしましょう！